二回堂のうわ言

僕と大学生の100日戦争

会社に入った時自分だけ専門卒で勝手に大学生にジェラシーを燃やしていた時期がありました。

その中でも意識高い系五人組に酒を飲んだ事が無いのを馬鹿にされ闇に染まった僕はとある意味不明な仕返しを始めました。

 

意識高い系の大学生に意識高い本を買わせる遊び

 

意味が分からん

 

その頃その五人の中でお互いに意識高い本を薦め合うのが流行っていました。

そこに僕という意識もクソも無い異物をぶち込む...

それでカタルシスを得ようという意味不明さ

 

意外とこれが楽しいんですねー

読んだこともない意識高い本を会社でダイマして大学生達に買わせる

勿論読んだ事ないのでどんな内容かも分からない

そこで店頭に置かれてる感じとか表紙とかで内容や方向性を推測してあたかも読み込んで自分の人生にプラスになっているように広める

それがグループで認められる。

(楽しさが文だと伝えづらい...

 

最初から売れまくりの順風満帆とはいきませんでした。

当たり前なんですが一般人に布教するのってめちゃくちゃ難しいんです

話をちゃんと聞いてくれない...

そう、説得力がないんです。僕という人間に

 

その頃の僕はのほほんとやってきた専門分野に強いオタクの新人て感じでした

 

こんな人間が進めてきた意識高い本を買うでしょうか?

買わないですね(漫画や専門書ならともかく

 

そこで僕は意識高い人間になる事を決意しました。と言ってもやった事はひとつだけスーツをオーダーで作っただけです

人は見た目が9割とはよく言ったもので

パリッとしたオシャレなスーツを着るだけで

オタクぽさが薄れて

専門分野に強い上昇志向のある新人にモデルチェンジ

 

戦果は3ヶ月で七冊も本を売れました!五人に売ったので合計35冊!!うおおおおおお

 

意識高い人間達の部屋に行った時本棚に自分が進めた本が並んでいる姿に絶頂しました

 

あの頃はめちゃくちゃ楽しかったはずなんですが冷静に文に書き起こしてみると

いよいよなにが楽しいか分からない

あのパッションはどこからきていたのか?

あの頃も七冊売った頃には大学生達とも仲良くなって

急にどうしてこんな無駄な事に金と労力を投入したのかという謎だけが手元に残り爆発四散💥

 

おわり